ロケット理論①~経営計画策定時の考え方から
経営計画についてお伝えするときに、私が普段からお伝えする内容です。
~ロケット理論~
人はなぜ月に行けたのか??
人が月に行けたのは・・・
目標が明確であり、具体的な方法があったからです。
これについて4回に分けて書きます。
1.明確な目標があったから
ロケットが月に行けた一つ目の要件として、
「月に行こうと思ったからだ!!」と言われています。
偶然、交通事故に遭うことはあるかもしれません。
しかし、偶然「月」に行くことはありえません!!
目標とは、交通事故のようなものではなく、
「月に行く」と同じように達成しようという「想い」を持ってこそ成就できるものなのではないかと思います。
「念ずれば花開く」のという言葉があるように、
何を達成したいのか?
という目標を明確するからこそ達成することができるのです!!
※念ずれば花開く
ただ念じていれば、じっとお願いをしていれば、夢がかなうという意味ではありません。 この言葉の本当の意味は、何事も一生懸命に祈るように努力をすれば、自ずから道は開ける、夢や目標がかなう、という意味です。 また、「念」という字を分解すると「今」と「心」になります。
では、「明確」とはなんでしょうか?
たとえばですが・・・
- 速く走れ。
- 高く飛べ。
- 売上を上げろ。
- 値引きを抑えろ・・・
というようなものは、目標ではないと思います。
それはなぜか?
「速く走れ!」と言われれば、一生懸命走るでしょう
しかし、100メートルを何秒で走ったらいいのでしょうか?
自分なりに走ればいいのでしょうか?
これでは目標があるようでない不明確な状態ではないでしょうか?
- 100メートルを12秒で走れ・・・。
- 2メートルの高さを飛べ・・・。
- 売上3億円・・・。
- 目標利益1千万円・・・。
- 月へ行け・・・。
- 火星へ行け・・・。
のようにできるだけ【具体的】な「数値化」「特定化」を行い、
解釈する人によって異なることのないような目標を設定する必要があります。
会社やチームの場合には、もう1つ重要なことがあります。
それは、明確な目標にするために、全員が明確になっていることです。
目標は全員の協力がなければ達成できるものではありません。
全員のベクトル(方向性)を一致させる必要があるのです。
これを行うためには、「数値計画化」と「計画発表会」をやるのは効果的であるとされています。
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